『えんとつ町のプペル 原画展』で初めての・・・(1)

『えんとつ町のプペル 原画展』 仙台で行おうと決めた後、

最初にぶつかった壁は「開催会場」。

 

開催権を購入してから、まず考えたのは

「美術館とかに話を持っていけたら、ハード面の安心感バッチリだよねー♪」

というもの。

だから、とある美術館にワクワクしながら初めてのメールを送った。

 

この時点での私は、

「話題の絵本の原画展を開催 → プペル原画展は無料でも、美術館には

入場料がある場合がほとんどだから、入場者数が増えれば美術館にも

損はないって話をしたら受けてくれるよ、ラクショラクショ♪」

と本気で思っていた。というわけで相談と提案のメールを送った。

文面自体はかなり下手に書いたと思うが、結果を言えば

「まったく相手にされなかった。」

 

とはいえ私はまだまだ楽観的で、

「じゃあ美術館じゃなくて百貨店の催事場とかに話を持っていってみよう、

ハード面の安心感バッチリだよねー♪」

とまたも提案のメールを送った。

 

「話題の絵本の原画展を入場無料で開催 → 百貨店なら駅弁大会などを

やるイベント会場が上のほうにあるから、原画展帰りにご飯やお茶したり、

あるいはついでに買い物とかして、結果的に百貨店全体が潤う

→そういう説明をすれば、どこか1箇所くらいは応じてくれるんじゃ・・・」

本気で思っていたし、前向きな提案のメールを作って送ったが、結果を言えば

「まったく相手にされなかった。」

 

さすがにちょっと折れた。

確かにどこの馬の骨ともつかない個人からの問い合わせが、

大組織で簡単に通るわけないとも思う。

その反面、美術館であれ百貨店であれ、来場者数が増えて

売り上げが増すことを視野に入れてくれるんじゃ?と期待していた。

それが全て打ち砕かれて、振り出しに戻るしかなかった、

 

 

 

 

 

 

『えんとつ町のプペル 原画展』 開催権を購入したときのこと(3)

『えんとつ町のプペル 原画展』 

もし自分がやるならどこでやるかなあ・・・

 

それを考え出したのが先だったか、

 

こうして各地で手がどんどん挙がっているのに、

どうして東北地方には仙台という人気の

地方中枢都市があるのに、開催予定が

ないんだろう・・・

 

こちらが先だったか、もう忘れました。

 

気がついたら

『えんとつ町のプペル 原画展』を東北地方、

もっといえば仙台で行うために開催権を

購入するかしないか、で迷っている状態に

なっていました。

 

クラウドファンディングは、期間があります。

期間を過ぎたら、もう受け付けてもらえません。

迷うのを楽しむ時間も、あと僅かになったある日。

 

「もし、私が開催まで運べなかったら、

ほかの人にお願いすればいいかなあ・・・」

という煮え切らない案に後押しされ、私はついに

『えんとつ町のプペル 原画展』 開催権の

購入ボタンを押したのでした。

 

 

 

 

『えんとつ町のプペル 原画展』 開催権を購入したときのこと(2)

東北地方に『えんとつ町のプペル 原画展』の

開催がないことに気がつき、ふと記憶を辿りました。

 

「北海道は遊びに行った、

東京は住んでる、

名古屋は地元近く、

大阪は何度か行った、

福岡は仕事で行った、

東北・・・仙台・秋田・盛岡・八戸、どこも

行っていない。」

 

東北地方といえば頭によぎるのは、

やはり

東日本大震災

 

この震災を機に、離れて暮らす地元の母と

何度か話をした。

「もし地震が来ても、私が生きていいたら

歩いてでも必ずお母さんに会いに来る。

先に行くつもりはないんだけどさ、

でも、お先に失礼したらごめん。」

 

母がくも膜下出血で倒れてから、

ずっと別れの話はシャレにならなくて

避けていたと思います。

 

でもあの震災を機に、

次も会えるとは限らないことをふたたび

意識して行動するようになりました。

 

行ったことはないけれど、すでにひとつ

恩ができているような気持ちでした。

 

『えんとつ町のプペル 原画展』 開催権を購入したときのこと(1)

【あなたの町で『えんとつ町のプペル展』を開催できる権利

¥300,000-

 

キングコング西野亮廣さんが募集した、

『えんとつ町のプペル展』を入場無料で開催したい!』

というクラウドファンディング

(2016年10月25日終了、国内最高支援総額を樹立)で、

上のリターンが公開された時、それは私にとっては全くの

天上案件でした。

 

でも、クローズになっているある場所で少しずつ、

全国で支援された方、開催予定地が増えていきます。

名古屋、大阪、北海道、滋賀、

にょきにょきと手が上がって行きます。

 

「ここは行けそう、あーこちらは遠いなあ、飛行機は

ちょっと厳しいなあ。こっちは・・・・・・ん?あれ?」

地方中枢都市での開催が次々と上がっていく中、

ある地方での開催が一向に現れないことに、ふと疑問が。

 

ある地方・・・それは東北地方でした。